この炭を使うことは「自然を守ること」につながります

森林を健康に保ち、里山や湧水を未来に残すために必要なこと。それは不要な樹木や竹を伐採する「間伐」です。
しかし「竹や木材の需要」が増えなければ、樵(キコリ)は、継続的な間伐を行うことはできません。
だからこそ「森林資源の新しい需要」を産み出す必要があります。
私たちが出した答え、それが「キコリの炭」です。

山を守ること

山が抱える問題

国土の2/3を森林が占める日本。昭和20~30年代の高度経済成長期に建築資材などの木材需要を見込み、全国の山で急速かつ大量な植林が行われました。しかし起こったことは、安価な海外木材の大量輸入、コンクリートやプラスチック等の需要増加。植林したものの売れない全国の森林資源はそのまま山に放置されました。この状況が数十年たった今、山の健康を害し、日本の原風景である里山そして美しい湧水の未来を脅かしています。
「キコリの炭」を製造する株式会社炭義.のある山梨県都留市も、昔から林業が盛んでしたが、外国産の安い建築材料に押され、伐採が進まずに山が放置され荒れています。

都市につながる課題

急速かつ大量に植林されたまま放置された森林は木々が込み合っており、深く根を張ることができません。更に地面に陽が当たらず草花が成長せず保水能力が下がります。保水能力の下がった山では豪雨の際、木々の根が耐えきれずに土砂崩れを引き起こすリスクが高まります。
近年の大型台風や集中豪雨により各地で土砂災害が発生している要因の1つでもあるのです。
更に深刻な問題が「水」です。山の保水能力が減ることで、湧水の量が減り水質も下がり、キレイな水が失われてしまいます。山梨県都留市、道志村は神奈川県の生活用水で使用する桂川、相模川などの源流地域です。「山の整備」は都市に暮らす人たちの生活水の問題につながっています。

未来を変える選択

山の健康を保つためには、不要な樹木や竹を伐採する「間伐」を行う必要があります。
しかし竹や木材の需要が増えなければ、樵(キコリ)の収入にならず、継続的な間伐を行うことはできません。
私たちは利便性の高い都市、マンションでの暮らしや安価な海外木材、プラスチックなどの利用を辞めて、昔のように木材だけで暮らすことなど出来ません。だからこそ「森林資源の新しい使い方」を産み出す必要があります。
私たちが出した答え。それが「キコリの炭」です。

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